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Showing posts from November, 2020

メーシーズの感謝祭パレード2020

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  例年 NY で開催される 27 のパレードのうち、規模と言い、観客数と言い、断トツトップを誇るのがメーシーズの感謝祭パレード。アニメやゲーム、商品マスコットなど様々なキャラクターの巨大バルーンとフロート(山車)、マーチングバンドによるパレードに加え、毎年ブロードウェイや著名歌手のエンターティメントで盛り上がります。その歴史は古く、第一回目は 1924 年に開催、全米で 2 番目に古い感謝祭パレードで(最古は 1920 年のフィラデルフィア感謝祭パレード)、第二次世界大戦中の 1942 年から3年間は休止したものの、 1945 年に再開後は休むことなくニューヨーカーを楽しませてきました。そんなメーシーズの感謝祭パレード、コロナによる Social Distance が義務づけられた今年はいかに? 写真はかつてのパレードの様子 パレードは今年も開催されます!ただし、沿道で鈴なりになっての見物は禁止、 NBC を通じて全米放映されるテレビで楽しむことになります。通常セントラルパークウェスト 77 丁目から始まる 2.5 マイルのルートはテレビ放映用に短縮、パレード参加者は 75 %に縮小されるとのこと。また、例年は高校や大学のマーチングバンドが行進しますが、今年は NYPD とウェストポイントのマーチングバンドと FDNY のバグパイプ&ドラムバンドらが参加します。ゲストパフォーマーはドリー・パートン、セサミストリートの面々、ジミー・ファロン、ブロードウェイからは公演中はなかなかチケットが入手できなかった「 Hamilton 」と「 Ain’t Too Proud 」「 Mean Girls 」の選抜メンバーが歌って踊ります。 いつもとは違うけれど、コロナ影響下ならではの工夫に満ちたパレードになりそうです。放映は 11/26 (木)全米各地の 9 : 00 ~ 12 : 00 、 NBC と契約していなくてもパレードは視聴可。 メーシーズのオフィシャルサイトはこちら 楽しい感謝祭を!

コロナを乗り越えて職場復帰へ

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大統領選挙はひとまず終わりました。まだ予断を許さない状況ではありますが、一応の節目は迎えました。しかし、全米が白熱した選挙戦に熱狂している間にコロナは党派を選ばず感染を拡大させています。 世界の感染者は累計で 5,000 万人を超え、死者は 130 万人に届かんとしています。全米では感染者が遂に 1,000 万人を超え、死者数は一日 1,000 人を超える日が続き、累計で 24 万人に到達しています。夏場の第 2 波に続き、冬場の第 3 波は感染者数で第 2 派を凌ぐ勢いで猛威を振るっています。これから寒さが増してくるとどうしても家にこもることが多く、またホリデーシーズンを迎えると室内での集まりが続き、密の状態に置かれる機会が増えてきます。冬場のインフルエンザの流行とも相まって爆発的に感染者や死者が増えることが懸念されています。 感染拡大の中、リモートワークを余儀なくされておられる方々も多いかと思いますが、一方自宅での仕事に少なからぬ不自由を感じておられる方もいらっしゃるかと思います。部屋の狭さや子供が小さく自宅で仕事をする環境に不安を感じておられる方、また数か月の外出制限で人恋しく、同僚に囲まれて仕事する環境を欲しておられる方も少なくないのではないでしょうか。 オフィスの環境が整っていればより多くの方が職場復帰を嗜好されるのでしょう。 このニュースレターでも以前ご紹介しました新しい民間の建築物認証制度、 WELL 認証はコロナのような地球規模での感染症(パンデミック)への対応策とその認証基準を今年の 6 月末に纏め、「 WELL Health-Safety Rating 」として発表しています。既にその認証基準を満たした例も出てきております。例えば、エンパイヤステート・ビルディングをはじめニューヨークのオフィスおよび小売り物件を所有、管理、運営している大手不動産投資信託( REIT )の Empire State Realty Trust, Inc. は商業用不動産業として米国で初めて WELL Health-Safety Rating の認証を得ました。 詳細はこちら 「 WELL Health-Safety Rating 」の主要コンセプトは以下の通りです。 ◆ Cleaning and Sanitization Procedures : 洗浄

5番街ベニヤ板通り

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  11月3日に行われた大統領選挙の開票が進む中、マンハッタンミッドタウンの商業地区では選挙結果発表後に起こるかもしれない暴動(!)に備えて、店舗をベニヤ板で囲んで自衛する店が増えています。かつては華やかなショーウィンドウが並んだ5番街やマディソンアベニューが、今ではベニヤ板通りになってしまいました。 この「憂い」が無駄に終わり、一日も早くニューヨークに笑顔が戻ることを祈りつつ、今日も残業せずに早めに帰宅します。