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5番街ニュースその3「Louis Vuitton」

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バナナやアボカド、猫にイモムシ、椅子、たい焼きにも見える魚らがぐにゃぐにゃと絡み合うアートで飾られているのは、5番街と57丁目の角にあるルイ・ヴィトン。フリーハンドの描線と鮮やかな色使いが、交差点の角に建つヴィトンの四角いビルを今にも動き出しそうないきいきした存在に変えています。 アーティストは写真、絵画、彫刻、出版など幅広い分野で活躍するコンテンポラリー・ヴィジュアル・アーティストのUrs Fischer氏。スイス出身で現NY在住のFischer氏のアートはNYフラッグショップだけではなく、世界中のヴィトンで展開、各地のショーウィンドウに巨大アボカドや目玉焼き、特大バナナの皮や猫が登場しているそうです。 少しずつ人が戻ってきたとは言え、まだまだ以前の賑わいからは程遠い5番街。ポップでユニークなアートのおかげでグッと明るくなったように感じますね。

57丁目のスカイスクレイパーたち

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  マンハッタンと言えば摩天楼。「まてんろう」という響きも漢字の組み合わせも絶妙な言葉だと思いませんか? 摩天楼と和訳された元の言葉が「 Skyscraper 」、 1880 年代後半からアメリカの大都市に出現した高層ビルの〈天をこする〉ような姿からそう名付けられました。 1885 年、近代的構造原理に則った耐火性と採光に優れた高層事務所建築として「ホーム・インシュアランス・ビル」がシカゴに完成。この 10 階建てのビルがアメリカのスカイスクレーパー第1号と言われています。その後、 1913 年ニューヨークに 55 階建てのウールワースビルが、 31 年に 102 階建てのエンパイヤ・ステート・ビル、 73 年には 110 階建てのツインタワーが完成。摩天楼という言葉は NY の代名詞となりました。   時は流れて 2021 年。昨年のコロナによるロックダウンのため一時工事中断したものの、マンハッタンでは超高層ビルの建築が進んでいます。特に騒がしいのがミッドタウン 57 丁目界隈。 6 番街とブロードウェイの間 500 メートル足らずの距離に3棟の超高層ビルが建っています。中央は 2002 年に完成した高級コンドミニアム「 One 57 」で高さ 1,005 フィート( 306 メートル)。その西側が現在建築中の高級コンドミニアム「 Central Park Tower 」、高さ 1,550 フィート( 472 メートル)で現在マーケットに出ている物件の最安値が $8,500,000 (約 9 億 2,100 万円)、最高値が $65,500,000 (約 71 億円!! 月々の管理費$10,843 +タックス$20,094‼)。そして一番東側で完成に向けて日々姿を変えているのが「 57 th Street Tower 」。高さ 1,428 フィート( 435 メートル)、前述の「 Central Park Tower 」には高さで一歩引けを取っていますが、上層階に行くにつれ薄っぺらくなっていく独特なデザイン(上部が斜めに削られた割りばしのような形状)が目を引きます。 高層階の住人はエンパイヤやロックフェラーセンタービルの展望台より高い位置で毎日暮らすわけですね。ウェブサイトの上層階レンダリングを見ると、とんでもない高さの天井高と、一面ガラス窓か...

5番街ニュースその2「Looking Up」

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ロックフェラーセンターのてっぺんを見上げる、ひょろっと背の高いアルミニウム製の男性…これは彫刻家Tom Friedman氏による彫像「Looking Up-天を見上げる準人間像」で、3月19日まで5番街の49丁目と50丁目の間に展示されています。 高さ10フィートの「Looking Up」は粉砕したアルミホイル製の皿やボールなどを使って成形したもので、よく見ると元の形の痕跡が残っています。「自分を超えて、驚異、発見、畏怖、そして積極性に取り組むという要求を表している」とFriedman氏。 たまには立ち止まって、訳もなく天を見上げる時間も大切かもしれませんね。 Tom Friedman:1965年モンタナ州セントルイス出身。知覚、論理、可能性を探求する作家で、その作品は、普通と巨大、無限小と無限、合理的と非合理の間の灰色の領域に位置する。

スター達とWELL Health-Safety Rating

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  レディーガガが国家を斉唱し、ジェニファー・ロペスが“ America, The Beautiful” や ”This Land is Your Land” を熱唱して盛り上げた大統領就任式は、厳戒態勢の下、混乱もなく無事終わりました。バイデン新大統領の就任演説も注目を集めましたが、それ以上に 22 歳のアマンダ・ゴーマンさんの力強い詩の朗読も大変な喝采を浴びました。アメリカ史上初の女性副大統領カマラ・ハリス氏の就任宣誓も大きな拍手で称えられ、女性の輝きの目立った就任式だったともいえるでしょう。異例づくめの今回の就任式は、コロナという目下の最大の敵との闘いの最中行われました。派手な演出が目立った式典でしたが、演壇に立つ人が入れ替わるたびにふき取り消毒が行われた光景も印象に残りました。 レディーガガ、ジェニファー・ロペスに加えて、マイケル・ジョーダン、ロバート・デ・ニーロと聞いて皆さんは何を連想されるでしょうか。既にご覧になった方もいらっしゃるかも知れませんが、これらの有名スターたちがテレビコマーシャルに登場し、建物が人の健康と安全に大きな影響を与えていることと WELL Health-Safety Rating を提唱しています。ご覧になりたい方は以下のリンクからどうぞ。 https://www.youtube.com/watch?v=Oq3-_XaqKaY WELL 認証を推進している IWBI ( International WELL Building Institute )は WELL   Health-Safety Rating の趣旨に賛同しているスターが登場する全国キャンペーンを 1 月 25 日からテレビ主要局で開始しました。 WELL 認証の生みの親である Paul   Scialla 氏も登場しているこのキャンペーンは WELL の認知度を高めるだけでなく、「建物とその中のスペースは人間の健康と安全にとって極めて重要で、 WELL Health-Safety Rating はコロナだけでなく、将来の危機対応の指針になる。」と主張しています。 コマーシャルに登場するスター達は、 WELL Health-Safety Rating 推進のアンバサダーとして今後も活動を続けるとしています。 WELL Health-Saf...

5番街ニュースその1「レダラッハ」

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  コロナによるロックダウン以降、景気が悪くパッとしない NY ですが、そんな中でも新規店舗をオープンした企業が幾つかあります。 YT 社のすぐ近く、ミッドタウン5番街にスイスのチョコレート専門店「レダラッハ」が昨年暮れにオープンしたフラッグシップ店もその一つ。「レダラッハ」 100 店目に当たる同店の面積は 2,500 SQF 、店に入ってまず目に入るのが、ちょいと不思議なカカオの彫刻。 その左手には好きなフレーバーを好きなだけ買う量り売り方式のフレッシュチョコレートのカウンターがあり、小さなかけらを試食させてくれます。「レダラッハ」の代名詞とも言えるフレッシュチョコレートは地元スイス産の牛乳、クリーム、バターをふんだんに使い、スイスの工房から出来立てを空輸しているもので、賞味期限は種類によって2週間から4週間とされています。 0.25 パウンド(約 113gm ) 9.9 ドルと、やや高価ですがチョコレート好きな人へのギフトや、自分へのご褒美におすすめ。 壁一面にはラッピング済みのフレッシュチョコレートや今ならバレンタイン用の限定品がダーッと並んで圧巻。奥にはトリュフのカウンターもあり、一個から買えるのが嬉しい。チョコレートラバーの皆さん、是非一度 5 番街のチョコレート天国へ、いざゆかん。 Läderach 537 5 th Avenue, New York, NY 10017 11:00-19:00 https://us.laderach.com/

「脱炭素社会」とこれからの建築

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  1 月 20 日、この日付はアメリカ憲法上謳われている 4 年に一度大きな意味を持つ日です。 4 年或いは 8 年に一度、新旧大統領はこの日の正午に入れ替わりますが、今年はバイデン新大統領が物々しい警戒体制の中、誕生しました。異例の就任式を終えたバイデン氏はホワイトハウスの執務室に入り、早速初仕事として 15 本の大統領令を出しました。折からのコロナ感染拡大を食い止める重要な施策にもいくつか署名をしましたが、アメリカだけでなく世界にも長期的な影響をもつであろうものの一つに、温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」に復帰することを国連に通達する文書にも署名をしました。この他にもカナダからメキシコ湾に原油を運ぶパイプラインの拡張計画を巡り、前政権の出した許可を取り消すなど、「脱炭素社会」に向け一気に舵を切りました。 「脱炭素」というと従来のガソリン車から電気自動車に転換を図るなどの最近の自動車業界の動き、広くは輸送業界の傾向を思い浮かべる方が多いかと思います。今日は、それ以上にこれからの「脱炭素社会」に大きな影響をもつであろう建物や建設業のお話を致しましょう。 国際エネルギー機関( IEA )の 2019 年の統計によると、世界の炭素排出の原因は、その 23 %が輸送関連であるのに対し、一般住居とそれ以外の建物全体で 28 %、建築関連産業で 11 %、建築以外の産業全体で 31 %、その他が 7 %という内訳になっています。また、建設資材自体とその採取、製造工程を含めると炭素排出全体の 50 %程度にもなるという別の統計もあります。 「パリ協定」では、温室効果ガスの排出量を今世紀後半に実質ゼロにすることなどを目標に掲げていますが、これを受けて世界の 122 の国と地域が 2050 年までの実質ゼロを目指しています。菅首相も所信表明演説で、この目標に言及し、「脱炭素社会」の実現に向けて意欲を示されています。 最近の建設業界では、エネルギー効率とサステナビリティを柱とする LEED ( Leadership in Energy and Environmental Design )などの基準に沿って、資材の選択や建築プロセスで炭素排出量を減らす努力をする傾向が顕著になってきています。具体的な環境への影響を数値化するため、 Life Cycle Impact Asse...

コロナが変えた働き方とオフィスのあり姿

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新年明けましておめでとうございます。 2020 年は、コロナに明け、コロナに暮れた大変な年となってしまいましたが、 2021 年はワクチン接種の広がりによって希望の光が見える年になることを願ってやみません。 そんな 2021 年は穏やかな年明けになるかと思いきや、首都ワシントンはいきなり衝撃的で歴史的な年始となりました。一方で新型コロナの猛威は全土で収まらず、また変異した感染力の強い新種のウイルスも感染例が出始め、アメリカ全土では累計感染者数は 2,100 万を超え、死者数は 36 万人以上になってしまいました。日本でも年末年始にかけて感染者が急増し、 1 月 7 日には、東京、神奈川、埼玉、千葉の 1 都 3 県に 2 度目の緊急事態宣言が発令されました。 2021 年も新型コロナが経済や社会に暫く大きな影響を及ぼしそうです。 年末 12 月 29 日付の Wall Street Journal は、一般の人々が広くオフィスに戻ってこられるのは、今春遅くか夏の初めになるだろうと報じています。その中で、ワクチン接種の普及によってアメリカ人の少なくとも 65 %にコロナの免疫が出来る頃にならないと一般の人々の職場への回帰は始まらないであろうと予想しています。春の終わりから初夏にかけて、人口の 45 %程度の人々がワクチン接種を終え、その頃には既に感染した人々が 25 %程度いるだろうという計算で、両者を合わせて感染とワクチン接種の重なった人の数を引くと 65 %程度の免疫率というものです。また、この記事の中で、優秀な働き手を採用・確保しようとするアメリカの優良企業の中には、従業員に働き方と働く場所の選択肢を与える ”hub-and-spoke” 戦略を取る企業が出てきていると紹介しています。これらの企業は、本社以外に都市部に複数のサテライトオフィスを設け、(1)従来の本社への出社、( 2 )家に近い新設のサテライトオフィスへの出社、(3)家からのテレワークのどれか、あるいは組み合わせを社員に選択させる自由を与えるとのことです。 更に新年 1 月 4 日付の New York Times は、ある調査によると、 40 %近い働き手は、従来の職場は仕事の生産性を高めていないと感じており、自分の生活の場と仕事の場を選んでも能力とスキルがあれば収入に影響はない...