Posts

Showing posts from September, 2020

オフィスのコロナ対策

Image
3月のロックダウン以来、店内での飲食が禁止されていた NY のレストランが(条件付きではありますが)9月末から再開可能となり、人の動きが止まっていた NY がゆっくりと動き始めました。閑散としていたマンハッタンのオフィスにも徐々に人が戻って来ています。 敵(コロナウィルス)の素性がまだ完全に解明されない中、オフィスはどのような対策を煉ったら良いのでしょうか?米国労働省発行の 「 Guidance on Preparing Workspaces for COVID-19 」 では在宅勤務を推奨、オフィスで仕事する場合はマスク着用+検温+こまめな除菌と清掃・手洗いに加え、可能な限りデスクや電話の共有を避けるとあります。個室を持つエグゼクティブは別として、オープンスペースを共有している社員の感染リスク軽減対策の一つにパーテーションの活用があります。 デスクに置くだけの自立式アクリル製スクリーンや、既にデスク間に低い仕切りが設置されている場合は、その仕切り上部に簡易スクリーンを取り付けることで咳やくしゃみの飛沫防止効果が得られます。移動可能な自立式パーテーションを置くことで個人スペースを確保するのも一案です。大規模な改装工事をせずに、 簡単な作業で社員をウィルス感染リスクから守るプランを考えてみませんか? YT デザインではオフィスの広さやレイアウト、社員数を考慮し、お客様のニーズに応じたコロナ対策プランを提案させて頂きます。お気軽にご相談ください。 お問い合わせはこちら

出社すべきか、テレワークすべきか、それが問題だ!

Image
コロナの感染拡大によって、今でも家からテレワークをされている方が多いかと思います。アメリカのあるシンクタンクによると、 2019 年にはアメリカ国内の民間企業において、テレワーク業務が可能な就業者は全体の 7 %(約 840 万人)でした。ところが、 2020 年 5 月末の調査データでは、コロナの感染が急拡大し、国家非常事態宣言が出された 3 月中旬〜 4 月初めにかけてテレワーク勤務が一気に拡大し、その割合は 60 %以上に達しています。 アメリカでテレワークを実際やってみた就業者へのアンケートによると、そのメリットは、通勤しなくてよい( 47 %)、柔軟なスケジュール( 43 %)、正装しないで済む( 33 %)などが挙げられています。半面、テレワークはメリットだけではなく、課題も認識されています。その主なものは、同僚との共同作業が困難( 33 %)、作業を中断せざるを得ない状況が多い( 27 %)、オフィスでの作業ルーティンを維持できない( 26 %)など、コミュニケーションや作業効率面での課題もあるようです。 確かにテレワークが長く続くと、会社が恋しいと思うようになる方もいらっしゃるかも知れません。 9 月 12 日付の Wall Street Journal 誌は、「 Goodbye, Open-plan Office, Hello, “Dynamic Workplace” 」と題する記事の中で、テレワークでは Collaboration (共同作業)や Socialization (社交、懇親)の必要性が感じられる ため、職場には 柔軟なレイアウトとマネージメントが求められると論じています。「会社に行ってみたくなるようなオフィスはカフェスタイルの発想が必要」とし、以下のような要素を例示しています。 1) 移動可能な防音プライベート設備 2) 電源完備のカフェスタイル座席 3) ワイヤレスのデバイス充電設備 4) 部分的隔離を可能にする背もたれの高いソファや植栽 5) 集中作業のための図書館のような個室 6) 天井埋め込み型のセンサーによる人数把握 7) 従業員用ロッカー 8) デジタル式ホワイトボード 9) 非接触型従業員出社管理ステーション 10) グループ作業のためのデスク配置 また、これまでのオープン式オフィスの早い者勝ち着席式(...

コロナとヤンキース!

Image
コロナ感染症は今や私たちの生活の様々な分野に大きな影響を与えています。 医療体制は勿論、毎日の生活様式、仕事の仕方、経済活動、教育現場、コミュニケーションの取り方等々、枚挙に暇がありませんが、世の中が一変してしまったと言っても過言ではないでしょう。スポーツの世界も例外ではありません。日本にとっては待ちに待った東京オリンピックが一年延期というショッキングな決断が下されましたが、アメリカでは例年4月にシーズンが始まるメジャーリーグの開幕が大幅に遅れ、ようやく 7 月 23 日に無観客で始まり、しかも年間 60 試合という異例の事態となりました。 メジャーリーグは通常年間 162 試合行われますが、今年の 60 試合はそれより 100 試合以上少なく、更に無観客、ファンにとってはとても残念な歴史的シーズンとなりそうです。米国のプロ野球は 1876 年のナショナルリーグ発足に始まり、 1901 年にアメリカンリーグとの2リーグ制となってから現在のメジャーリーグの形をとっています。年間 60 試合というのはナショナルリーグ時代の 1877 − 78 年の2年間ありましたが、それ以降はなく、スペイン風邪が大流行した 1918 年でも年間 123 〜 129 試合が行われました。翌 1919 年は第一次世界大戦に従軍した選手の帰還を待つため開幕が遅れたものの、年間 140 試合が行われました。歴史的な試合数を見ても、今年の 60 試合は異例なものと言えます。 現在では大谷翔平選手、田中将大選手、ダルビッシュ有選手など多くの日本人選手が活躍していますが、日本人に馴染みのあるチームはやはりニューヨークを本拠地とするヤンキースではないでしょうか。ヤンキースはアメリカンリーグの発足と同じ 1901 年に創設され、 120 年の歴史があります。ブロンクスにあるヤンキースタジアムは 1923 年に旧施設が完成、その老朽化から 2001 年当時のジュリアーニ NY 市長が新球場を建設する計画を発表。市長の交替などで紆余曲折はありましたが、 2006 年に起工、 15 億ドルの建設費をかけて、 2009 年 4 月に現在の球場が開場しました。このヤンキースタジアムは外野フェンスが左右非対称、極端に深い左中間に比べて、右翼側が狭くなっており、加えて本塁から右翼上空へと吹き抜ける風が...